田植えがはじまりました!
こんにちは!
第2回は田植え作業についてのご報告です!
まず、いちばん早く作業が終わっている田んぼはこんな感じです!
苗が一列にすっと並んでいてきれいですね~(*^^*)
まだ植えたばかりで小さいので田んぼの水に景色が映り込んでいます。
植わったところをみれば(そうそう、こんな感じよね)と思われると思うのですが、実は田んぼは植えられるようにするまでの準備段階があるのです。
今回はそれらも含めてご紹介させてください♪
田植えまでの一連の作業は主にこの4つです
① 荒おこし(あらおこし)
② 荒代(あらじろ)
③ 代かき(しろかき)
④ 田植え
ですが、これだけだとなんのことやら分からないと思うので順番にご説明させてください!
① 荒おこし
昨年稲刈りを終えた後、そのままになっていた田んぼは時間が経ったことや乾燥などにより土がとても固くなっており、前回の稲の株もそのまま残っています。
それをトラクターという機械でざっくり混ぜてフカフカの状態にする作業が荒おこしです^^
また、機械を壊さないために大きな石が混ざっていないかチェックしたり、田んぼの畦(あぜ…田んぼの周りの部分)の状態を確認したりすることも大切です。
同時に畦の外にある溝に水がまわるように余分な泥や草を除去する「溝上げ」も行っていきます。
② 荒代
荒おこしが終わったら田んぼに水をいれていきます。
ただ、ざっくりと土をおこした状態のところに水をいれてもすぐに土の塊が
ほぐれてはくれないので、水と土が混ざるようにまたトラクターにがんばってもらいます!この段階では8割ほど混ざればOKというイメージです。
まだ全体をよく見ると塊がごろっとしている部分があって
なんだか全体的に表面がボコボコしています(^^;
ですがこの段階ではこれでOK!
③ 代かき
前回でざっくり荒代をかいた田んぼをさらにトラクターで何度も往復し、攪拌、土の塊がなくなるようにドロドロの状態を目指していきます!
昔はこういった作業を牛でやっていたというので、時間もかかって本当に大変だったろうな…と思います。本当にトラクター様様です。
作業を終えた直後は水も濁っているのでこのまま田んぼの土が少し落ち着くまで数日置きます。
そして土が落ち着いていよいよ田植え準備が整った状態がこちらの写真のようになります!
まるで鏡のようでとても綺麗ですね!!
日中は周囲の山々や桜とともにきらめく水面を、夜になると今度は月が静かに映り込み、とても幻想的な景色をみせてくれます。
しかも、この状態は田植えをするまでの短い間にしか楽しむことができない貴重な景色なのです~(*^^*)
④ 田植え
いよいよ苗を植えていきます!今回活躍してくれるのは田植え機です~^^
基本1人が田植え機の運転にあたり、もう1人は田植え機への苗や肥料の補充などのサポートをしつつ、さらにもう1人が機械で植えられなかった部分に手植えを行っていきます!
こうして数日かけてすべての田んぼに田植えをしていきます。
そして田植えが終わった田んぼが最初にご紹介したこちらのようになります!
はじめの準備段階である①荒おこし~④田植えまで約1カ月ほどかかっていますが、こうしてお米作りがスタートしていくのです
~次回予告~
さて、今回はだいぶ記事が長くなってしまいましたが、
次回は「坂本米」で作っている品種についてご紹介します
いくつかあるのですが、まずはみなさんおなじみのコシヒカリからです!
よく見ると何だかシールが貼ってあるものがありますが…これは???
では、次回の更新もお楽しみに!